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| こどもの人権を無視した人身売買が今でも盛んに行われている。カンボジアの雑誌、新聞には毎日のように人身売買被害者のニュースが流れている。でも、田舎の人々は文字が読めず、雑誌や新聞を買うお金も無い。こどもが被害に遭っている実態を知らない。
カンボジア一の人気雑誌「プロチャプルイ」(素敵な人)からの抜粋。 「プノンペンの川岸を親子と思しき女の子と中年女性が歩いている。こどもは泣きながら歩いている。よく見るとおばさんはこどもを蹴りつけ殴っている。こどもは大声を上げると叩かれるためか? すすり泣くように泣いている。まだ12才にも成っていないだろう。向こう側には交番があり表には警官がいるが気に留める風もない。不審に思って通り掛かりの人が声をかけると、中年女性は驚いたように通りかかったバイクタクシーに飛び乗り逃げて この後、こどもは置き屋に連れて行かれ、たった十万リェル(三千円)で売られてしまった。女の子は何も知らない、と、安心した置き屋の人は、女の子を店の前で待たせていると、向かい側でジュースを売っているおばさんが話しかけた。 (どこからきたの? この店が何をする店か知っているの? )何も知らない女の子は今までのいきさつを話した。ジュースやのおばさんは不憫に思い、置き屋がどんな所か話した。更に親切なジュース屋のおばさんは小銭を女の子にあげた。女の子は恐くなりバイクタクシーでプノンペン寺に帰ってきたところ、再びブローカーの中年女性に捕まり置き屋に連れ戻されるところを不審に思った通り掛かりの人に助けられたことになる。 無知なこどもや田舎の人々にとって、ことば巧みに言い寄ってくるブローカーは鬼のような存在である。今年も農民にとってつらい年になりそうだ、例年よりメコン川の水かさが上がり水が溢れ洪水を引き起こしている。コンポンチャム周辺から北にかけての地域は水害のため稲が全滅している。農民は農地を捨て町に出稼ぎに来ているが仕事はない。見る影も無くやつれ、疲れ、行き場を失った家族連れの農民グループが何組も、プノンペンの公園で野宿をしている。人買いブローカーの活躍をうながしている。 若くてかわいい女の子 200〜300ドル(2〜3万円) 普通の女の子 100〜200ドル(1〜2万円) 男の子 50ドル(5千円) エイズ(HIV/AIDS)の流行は、カンボジア社会に社会経済的な影響を与えており、平均的なカンボジア人にとって家族が病気になったように感じられ始めている。今日カンボジア人15万人に一人、あるいは15〜49歳の2.8%が陽性である。1998年死亡した6.689人はエイズによる合併症と考えられている。 カンボジアで購読部数の一番多い雑誌で発表された数字は更に驚くべきものだ。 「カンボジア北部の町、バンテェイミェンチャイ県の町で保健所が売春婦300名を検査したところ実に58%200人近くがエイズに感染していた。」と、発表した。 カンボジア人売春婦はほとんど教育を受けたことも無く文字が読めないため、エイズについても、また避妊や感染症の知識も無い、。また、客の多くは兵隊で、兵隊はいつ死ぬか分からないひとときを売春婦と過ごすためコンドームを装着しない。置き屋の主人は、客が喜ぶように、コンドーム装着を客が嫌えば、女の子にもコンドームを着けさせない。カンボジア人売春婦のエイズの広がりは、このような環境の悪さと、人権無視が引き起こしている。 何とも言いようの無い思いに満たされるが、貧困を無くし、文盲を無くさない限り、人身売買は続きエイズ被害者はますます増えて行くことだろうとおもわれる。 |
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