今、海外支援で建てられた学校や公立学校に問題が山積みです。できあがった建物に教師をむかい入れる。(公務員規定、初任給70,000〜100,000リェル、20〜25ドル。)

生徒200名の学校なら単純計算で一クラス40名、5人の教師で可能だろう。

ところがふたを開けてみると、とんでもない問題が発生する。雇われたはずの先生が来ない、出席する先生の数は平均して一日2名、その他の先生はアルバイトに精を出す。

給料だけでは食べて行けないからです。

生徒たちは先生の来ないむなしい登校に嫌気がさし、登校しなくなる。

また、貧困家庭でも登校しなくなる。先生たちのアルバイトは家庭塾が多く、大切な勉強を学校では教えず家庭塾で教える。

塾に通えない子供は勉強が後れ理解できなくなる。家庭塾の相場は、一日300〜500リェル。一ヶ月9.000〜15.000リェル。

貧困家庭ではとても負担できない。兄弟の多い家庭では、一年目は学校に行けても二年目は辞めざるを得ない。

また、ユニセフから無料配布で作られたはずの教科書が有料で売られて。

いる。ほとんどのこどもは教科書も買えない。

以下はある学校の実数です。

一年生250名、二年生150名、三年生50名、四年生0名。

小さなこどもは家の仕事も充分できないので学校へ行かされるが、体が大きくなり仕事が手伝えるようになると金のかかる学校は辞めさせられる。それに、先生の質も悪く高学年を教えられない。

現在八つの村に、八校の寺子屋をつくりました。先生20名、生徒は1200名になりました。この子供達が全員3年生になることができるといいのですが。

ほとんどのこどもは教育を受けられる環境にいない。

今、就学適齢時児童を持つお父さんお母さんは学校に行くチャンスを失ってしまい学校に行っていない。1970年ロンノル将軍によって始まった内戦は全国規模に及び、学校教育がストップしてしまった。当時5歳以下だったこどもが今のこどものお父さんお母さんであるため、こどもたちに学校教育が大切だと思っていない。

また、田舎では行きたくても学校が無い。たとえ学校があったとしても先生がいない。先生は、田舎の学校を嫌い出勤しない。高等教育を受けた先生は民間NGO団体か高級公務員を目指す。通常教師の十倍以上の収入が見込める。学校のある地域でも貧困家庭は学校に行けない。こどもは家族の働き手であり、働けない小さなこどもはお母さんに代わって妹弟の面倒を見る。